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アールグレイ特集

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【アールグレイ】 Earl Grey
ベルガモット(Bergamot, イタリアのシシリー島原産のレモンに近いオレンジのようなフルーツ)の表皮から抽出したオイルを使って香り付けした紅茶。
  名前の由来
  グレイ伯が気に入ったのは本当に“アールグレイ”なのか?
  価格について
  ティーバッグのタイプ
  飲んだ感想など
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*個々の紅茶の感想は「紅茶ノート」へ。

名前の由来

  1. 19世紀初め中国に外交使節として滞在していたイギリスのグレイ伯爵が開発、愛飲したことから。しかし彼は中国に行った事実は無いとも言われている。
  2. あるイギリスの使節団員が中国の官吏の命を救い、そのお礼に香り付けされた紅茶を贈られた。それを持ち帰ってグレイ伯に献上したところ、グレイ伯はとても気に入って、出入りの紅茶商に同じものを作らせ、自分の名前をつける事を許した。

初めて商品化したメーカーはジャクソンズ(Jacksons of Piccadilly)。トワイニングの説もあり。

グレイ伯が気に入ったのは本当に“アールグレイ”なのか?

実は龍眼(ロンガン)の香りだったとか、ラプサンスーチョン(正山小種、あの正露丸みたいな香りのするお茶ですね)だったとか。ええっ!でも、どうやら当時のものは現在のとは違って燻製茶ではなく、あの独特の香りも強くはなかったようです。

【チャールズ・グレイ】 Charles Grey, 2nd Earl Grey
(1764-1845) 2代目グレイ伯爵。イギリスの政治家。ホイッグ党(自由党の前身)の代表。26代首相(1830-1834)。

価格について

アールグレイの価格比較

紅茶は値段が高いほどおいしくて味や香りもしっかりしているのでしょうか?
これはティーバッグ1個当りの価格を表にしたものです。(単位:円)

梱包数の多い物の方がお買い得なのは当然ですから、正確な比較にはならないとは思いますが、多少の目安にはなります。

味は人それぞれ好みですので何とも言えませんが、「高い=おいしい」とは必ずしも限らないような気もします。ウィリアムソン&マゴー(W&M)は香りしっかりでおいしいですが、この中では安い方です。(もっと安いお店もあったのに。)

ニナスベッジュマン&バートンは同じ茶葉を使用していると聞いた事がありますが、金額はこんなに違います。ニナスは7個入り、ベッジュマンは25個入り。内容量がベッジュマン2gに対してニナスは3gだからでしょうか?包装方法も、ニナスは1個づつのティーバッグですが、ベッジュマンは個別包装ではなくまとめて入っています。

ティーバッグのタイプ

【個袋】
密封型(紙):Ashbys, Williamson & Magor
密封型(フォイル他):Drury(かわいい), Jacksons(スペルが変), Minton(きれい), Nina's(大判), Premier's(ペラペラの薄いの), Tetley
紙製:Frazer, Heladiv, Kings, Melrose, Natural Temptation, Pickwick, Regent Garden, 神戸紅茶, トワイニング
個装なし:Benoist, Betjeman & Barton

【中身】
メッシュ(三角):Benoist, Nina's
メッシュ(平):Betjeman & Barton
通常タイプ:Drury, Frazer, Heladiv, Jacksons, Kings, Melrose, Minton, Natural Temptation, Pickwick, Premier, Regent Garden, Tetley, Williamson & Magor, 神戸紅茶, トワイニング

【内容量】ほとんどが2g。Nina'sは3g。

Frazerは安いからかもしれないけれど、糸やタグがはずれている物が多かった。Heladivはタグ付きティーバッグなのだけど、長方形のシートに紐がついてるといった感じ。タグ部分もホッチキス留めではなく糊ではさんである。神戸紅茶は普通なのだけど、バッグの紙質が良いように思った。


飲んだ感想など


これは私の飲んだ感想をイメージしたものです。
フォートナム&メイソンのものは独特です。なんでもラプサンスーチョンを使っているとか。それ(hint of Lapsang Souchong)が'slightly smorky flavour'(ちょっとスモーキーな風味)を添えていますと書いてありますが、かなりスモーキーにも思えます。でも、このお茶の由来や歴史を考えると正しいのかもしれません。好みが別れそうなところですね。ちなみに私はちょっと苦手。

ウィリアムソン&マゴーはかなり香り高いです。ニナスとベッジュマン&バートンは同じ茶葉を使っているらしいのですが、私はベッジュマンの方があっさりしているように感じました。茶葉の量が3gと2gと違うからでしょうか。どちらかと言えばスモーキーな香りが強いのですが、ベノアは柑橘系の良い香りがします。

セイロングループも柑橘系の香りがきついのですが、香りをつけました!という感じがします。それと比べるとイギリス系は茶葉と混ざり合っている感じ。

個々の感想は「紅茶ノート」をご参照ください。
私のランキングは、1位がWilliamson & Magor と Whittard で、3位がNina's。ベノアもかなりおいしい。神戸紅茶もさりげなくおいしい。ここの香りはスモーキーでも柑橘系のきつい香りでもなく「紅茶」な香りでグッド。



味は良くても高すぎては買いづらい。ましてや輸入元の国での価格を知ってしまったら日本円との差にショックを受け、「あぁ、ホントはこの金額なのにこんなに支払わないといけないなんて!」という気にって買うのを躊躇してしまったり。でも「送料とかレートとかいろいろあってこうなるのかなぁ。とりあえず海外に行く予定もないし...」と買ってしまうのでした。味も良くてお値段もお手ごろなお気に入りを見つけられればベストですね。
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